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大阪市東淀川区教應寺

厳しい条件の下、再建を可能にした様々な工夫

大阪市東淀川区教應寺:photo

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コンセプト

老朽化した木造の本堂・客殿・庫裡・山門をすべて撤去の上再建することとなった当寺院は、大阪市内市街地の準防火地域内にかかる建築制限に加え、敷地のほとんどが都市計画道路敷き内にかかっており、かつ、南側に隣接する淀川ぞいにかかる河川保全区域内に当たるなど、厳しい条件下、外観は木造本瓦葺き屋根、大空間となる本堂の骨組を鉄骨造、その他部分の構造は木造としました。
地上から本堂向拝へ登る階段の高さを極力抑え、また地下設置不可の条件をクリアするため、1階を半地下状に掘り下げて位牌堂を配置、その上階に本堂を配して2階建てとしました。
客殿及び庫裡は木造2階建てとし、鉄骨造の本堂とスキップフロアで繋ぐことにより、本堂・客殿・庫裡の各室間の独立性を確保しつつ、連絡動線の短縮を図り、かつ、障害者や高齢者の垂直移動の手段として、1階位牌堂~地上階玄関~2階本堂を結ぶエレベーターを設置しました。
今回、新たに釣鐘を設置するにあたり、敷地の有効活用のため、山門上部に釣り下げる鐘楼門形式の伝統工法による木造平家建てとしてあります。

物件詳細
物件名 :
教應寺
竣工 :
平成22年
工期 :
平成21年10月~平成22年7月
場所 :
大阪市東淀川区
用途地域 :
第二種中高層住居専用地域
主要用途 :
寺院
構造規模 :
木造一部鉄骨造2階建
延べ面積519.22㎡