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CG(コンピューターグラフィック)による新しい住宅造り
実際に図面だけで建築物のイメージを把握する事は容易ではありません。
イメージを把握するために製作される立体模型でも、質感等はわかりにくく、急な変更には対応できません。
より具体的・的確なイメージをお客様と共有するために、弊社ではCG(コンピューターグラフィック)を導入しています。
CGを導入することにより、お客様の意思・意図を反映させる事が可能になり、より綿密な打ち合わせをする事が出来ます。
私達は、お客様と共に考え、お客様の思いを大切にする事を第一にしています。
お客様と共に作り出すという精神
例えば、テレビを買う・車を買うという場合には、家電量販店や車のショールームに行って色々見比べて買うことが可能ですが、住宅やビルの場合はそういう訳にはいきません。
簡単に買うことが出来ないものですから、自分自身が投資したもの、お金を出したものがどのように完成するのかというのが、お客様にとって一番不安に感じる所です。そこでお客様の不安を出来るだけ取り除いてあげたい、納得したものをお客様にご提供したいと考えたのが、CG(コンピューターグラフィック)を導入するきっかけです。
今までですと、パース(完成予想図)を専門に描く会社に依頼していましたが、お客様から変更のご依頼があった場合、すぐに対応して検討する事が難しい状況でした。ちょっと色を変えるくらいなら対応していただけるのですが、タイルの種類を変える・素材の質感を変えるとなるとそうはいきません。CGを導入する事によって、社内ですぐに対応できるようになりました。
このタイルを貼ればこうなりますよ、扉の形はこういうのはいかがですかと即座に対応できるのはCGの強みですね。もちろんCGだけではなく、CGをプリントアウトしてショールームへ行き、現物とCGを照らし合わせながら打ち合わせを進めることが出来るようになりました。ショールームも有効に活用します。木を見ながら森を見るという感覚でしょうか。
お客様には、完成した姿がリアルに想像出来るので分かり易いとおっしゃっていただいています。
建築物をデザインするという事は、住宅ですと住む方のご要望、商社のビルですと社長様以下役員の方のご要望があります。こちら側の押し付けではなく、共に考えて建築物を作り上げていきたいと考えています。
これからも相手の立場にたったデザインを突き詰めていきたいと思っています。
お客様の意思を反映したCG(コンピューターグラフィック)による打ち合わせ
- お客様と打ち合わせを重ねた結果、作成した初期パースです。 まだまだ壁や特徴的な色合いは反映されていません。 バルコニーは直線的で、壁も普通の細かいタイルです。
- バルコニーが濃い目の紺色、端側が黄色、裏には紫。これだけを聞くと日本人の感覚からするとかなり変わっていると思います。 平面図だけでの打ち合わせなら、「そんな奇抜な色はちょっと・・・」と、却下となる可能性も高いですが、このようにCG(コンピューターグラフィック)でのパース画を見てみると、「こんな風になるのかー」と理解していただきやすく、またそれほどくどくない事もわかっていただけます。
- 黄色の壁が端側をふさいでいたのですが、端側の向こうの六甲山を見たいというご要望がありましたので、壁をくりぬきました。大き目の石目調のタイルにしたらどうなりますかというご要望を受けて外壁を変更しました。
- 実際に採用した黒い正方形のボコボコ感のあるタイルです。 門扉も既製品のエクステリアの門扉にしていましたが、上までの扉にしたいというご要望を受けて変更しました。 かなり実際の建築物に近づいてきました。
- シャッターの色を決めるために車を外に出し、シャッターを閉めました。どの色がいいか、黄色や紫等色々試した結果、黒に決まりました。玄関の上部部分も同様に複数の色をCDで制作し確認していただきました。後からでも部品を付け足すことができるのがCG(コンピューターグラフィック)の強みです。
- こちらが完成写真です。 CG(コンピューターグラフィック)と遜色ないのがお分かりいただけるかと思います。 もっと詳しい写真は、設計実例でご確認下さい。
内観のイメージもそのまま反映
- 内観のパース画と実際の写真を見比べてもらうとほぼ同じだという事がわかると思います。
外壁についてもそうですが、お客様と一緒にショールームへ行き、タイル等も相談して決めていきます。違うタイルを使ったCG(コンピューターグラフィック)を制作し見比べながらこのタイルに落ち着きました。